紅茶と砂糖で、コップの中に小さな「海」をつくります。砂糖を溶かした熱い紅茶の下に、スポイトで冷たい牛乳を入れます。紅茶よりも牛乳の方が重いので沈んだままになると思いきや、牛乳がキノコのように上に伸びていくことが分かります。

実際の海洋においてもこの実験と同様の現象、すなわち(ソルトフィンガー型)二重拡散対流が観察できます。海水の特性である水温と塩分濃度の伝わりやすさの違い(拡散係数の違い)によって、名前の通り「塩の指」が伸びるような特殊な混ざり方になります。

■その他の実験動画
http://www.eps.sci.kyoto-u.ac.jp/research/introduction/02/index.html

--------------------

本動画は2015年度のガイア祭で撮影されたものです。ガイア祭は京都大学学園祭「11月祭」において、地球惑星科学専攻の学生が中心となって実施している、地球惑星科学の体験・演示イベントです。

■京都大学理学研究科地球惑星科学専攻ウェブサイト
http://www.eps.sci.kyoto-u.ac.jp/

■「ガイア祭」ウェブページ
http://www.eps.sci.kyoto-u.ac.jp/event/gaia/index.html

■京都大学理学研究科地球惑星科学専攻Twitter
https://twitter.com/kyotoeps

■京都大学理学研究科地球惑星科学専攻YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UC8fcJtgy1w8GoKDb9XyRssQ/