数学の世界

「数学界のノーベル賞」とも言われるアーベル賞の2025年の受賞者に、日本人研究者で初めて柏原正樹 数理解析研究所特任教授、高等研究院特定教授が選ばれました。「D加群」と呼ばれる理論を確立し、数学の新たな分野を切り開いたとして、「真の数学的先見者」と評価されました。京都大学では、1963年に日本初の数学・数理科学の専門研究所として数理解析研究所が開設され、以来、フィールズ賞やガウス賞、チャーン賞、ブレイクスルー賞など多数の国際賞受賞者を輩出しています。確率微分方程式理論の深化や、代数解析学の構築・発展など、常に世界をリードする研究を続けてきました。いま、「数学」はAIやビッグデータ解析技術の発展により注目が高まっています。分野の枠組みを超えて研究が展開される数学の世界を、味わってみませんか?
 

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