2019年度京都大学アフリカ地域研究資料センター公開講座「アフリカから学ぶこと」(シリーズ名:いま私たちにできること)
https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/opencourse/307

第2回「アフリカを繋ぐ:住民との道直しから」

木村 亮(京都大学大学院工学研究科・教授)
2019年11月30日(土)
京都大学稲盛財団記念館3階大会議室

多くのアフリカの国々が農業国でありながら、農村インフラ(農道、ため池など)の整備が進んでいないという問題のために、貧困に苦しんでいます。道が直せれば、たとえ雨季であっても市場や学校や病院に行けます。自分達で自分達の問題を解決でき、やる気と自信を引出すことで貧困から脱するきっかけになります。アフリカ各地で「住民へのチャリティーから住民のビジネスへ」という思いを込めて、農民や若者が技術を身に着け、最終的には小さな建設会社を自ら設立する動きを、認定NPO法人「道普請人」の活動を通して仕掛けています。

講師プロフィール
木村 亮(きむら まこと)
京都府生まれ。専門は土木工学(地盤工学)。地盤と構造物の静的・動的相互作用の実験・解析、新しい構造材料・施工法の開発、道路を含む発展途上国の簡便インフラ整備手法の開発と実践。

主催
京都大学アフリカ地域研究資料センター
京都大学アフリカ学際研究拠点推進ユニット

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