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第10回 京都大学 − 稲盛財団合同京都賞シンポジウム 「量子情報社会を支えるスピントロニクス」

小野 輝男(京都大学化学研究所 教授)
「量子情報社会を支えるスピントロニクス」

スピントロニクスあるいはスピンエレクトロニクスという言葉を聞いたことがあるでしょうか?コンピューターを代表とするエレクトロニクスは、電子の「電荷」を電場で制御する技術です。電子は、「電荷」に加えて、磁石のもととなる「スピン」と呼ばれる角運動量を持っています。この「スピン」を磁場で制御することで、磁石の向きで情報を記録する磁気記録(テープレコーダー、ビデオレコーダー、ハードディスクドライブなど)が発展してきました。現在、電子の二つの自由度である「電荷」と「スピン」の両方を制御することで、エレクトロニクスの更なる発展を成し遂げようとする研究が盛んに行われています。本講演では、このスピントロニクスと呼ばれる研究分野の発展と展望について、具体的デバイスを挙げながら説明したいと思います。

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京都大学-稲盛財団合同京都賞シンポジウム(略称“KUIP”クイップ)は、京都大学主催・公益財団法人稲盛財団共催により、2014年から毎年開催している国際シンポジウムです。

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