2019年度京都大学アフリカ地域研究資料センター公開講座「アフリカから学ぶこと」(シリーズ名:いま私たちにできること)
https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/opencourse/307

第3回「アフリカを癒す:健康とは何か」
新福 洋子(京都大学大学院医学研究科・准教授)

2019年12月21日(土)
京都大学稲盛財団記念館3階大会議室

アフリカで生まれる一つの命。どこで生まれても命の重さは変わらないはずなのに、アフリカは世界で最も高い妊産婦死亡率、新生児死亡率の苦しみを背負い続けています。これまでにも多くの国際機関や援助団体が様々な取り組みを行ってきました。しかしそれらの多くは、アフリカ以外で行われた研究に基づく施策であったり、西洋医学の考え方をいかに根づかせるかという考えに基づくものでした。アフリカの人々にとって、健康であるということはどういうことなのでしょうか? 人類学の研究者との連携を通した助産学研究者としての学びを紹介します。

講師プロフィール
新福 洋子(しんぷく ようこ)
東京都生まれ、シカゴ育ち。タンザニアの妊産婦死亡削減のために現地の助産ケア改善、妊産婦と家族への教育研究を行う。論文 “Women’s perceptions of childbirth experience at a hospital in rural Tanzania” はコクランレビュー、Social Science and Medicine のレビューに用いられ、国際的な助産ケア改善の指針作りに取り入れられている。

主催
京都大学アフリカ地域研究資料センター
京都大学アフリカ学際研究拠点推進ユニット

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