
京都大学 『ヨーロッパ言語共通参照枠』に関する批判的言説の学説史的考察 研究会 「複言語主義、その過去と現在、未来」
https://ocw.kyoto-u.ac.jp/course/1045/
「イタリアの民主的言語教育
−1970年代に萌芽した複言語主義と複言語教育−」西島 順子(大分大学 国際教育研究推進機構講師 講師)2021年9月25日
2021年9月25日
オンライン開催
00:00 はじめに
01:48 民主的言語教育とは何か?
05:23 なぜ民主的言語教育が創出されたのか?
20:30 民主的言語教育における教育実践
24:58 まとめ:過去のイタリアと現在の欧州との共通点
1975年、イタリアで「民主的言語教育」と称する提言が発表された。この言語教育はplurilinguismo(複言語主義)の理念を包摂しており、イタリアに存在する少数言語や多様な方言を承認したうえで言語教育を行うことを提唱していた。それは、欧州評議会が唱道する複言語主義と類似する。しかしなぜ、CEFRより20年以上も前にイタリアでplurilinguismoにもとづく言語教育が提唱されたのか。それはいかなる言語教育であったのか。本発表では、イタリアで民主的言語教育が萌芽した要因、また当時行われた複言語教育の実践を論じる。そして過去のイタリアにおけるこの民主的言語教育が、現在の欧州あるいは世界の言語教育に何を示唆するのか考察する。
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