
京都大学 『ヨーロッパ言語共通参照枠』に関する批判的言説の学説史的考察 研究会 「複言語主義、その過去と現在、未来」
https://ocw.kyoto-u.ac.jp/course/1045/
「複言語主義の起源を求めて」
西山教行(京都大学 人間・環境学研究科 教授)
2021年9月25日
オンライン開催
00:00 研究会についての挨拶
00:59 はじめに
01:57 マルセル・コエンとplurilinguisme
18:10 誰が多言語能力を持つか
22:15 コエンによる多言語multilinguismeの認識
23:49 バイリンガリズムへの無理解
複言語・複文化主義が2001年に刊行された『ヨーロッパ言語共通参照枠』によって初めて唱道された言語教育思想であることは知られているが,歴史に的に見ると,この用語は1956年に刊行されたマルセル・コエン『言語の社会学のために』のなかで初めて登場する。この発表では,コエンによる「複言語主義」plurilinguismeの用法を検討するとともに,これ以降なぜ1990年代までこの用語が言語教育界からほぼ消え去り,語られなくなってしまったのかを考える。語られなくなったものが語られるようになったことを明らかにすることにより,「複言語主義」の意義を改めて確認したい。
この動画は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス“Attribution-NonCommercial-ShareAlike (CC BY-NC-SA)”が付与されています。 私的学習のほか非営利かつ教育的な目的において、適切なクレジット表記をおこなうことで、共有、転載、改変などの二次利用がおこなえます。 コンテンツを改変し新たに教材などを作成・公開する場合は、同じライセンスを継承する必要があります。 詳細は、クリエイティブ・コモンズのウェブサイトをご参照ください。
- 部局
- 分野
- タグ