日本のフランス語教育の争点2022
https://ocw.kyoto-u.ac.jp/course/1076/

「教育・学習目的の変遷 — まだ実用目的でフランス語を教える必要があるのか」
西山教行(京都大学 人間・環境学研究科 教授)

この報告では、日本におけるフランス語教育を歴史的に考察する。幕末に化学書の読解を目的としてフランス語学習を開始した村上英俊、陸軍創設にあたりフランスを範としてフランス人将校による教育に始まった陸軍の士官教育、そして旧制高等学校における二言語教育を経て、1949年に開設された新制大学と、フランス語教育の歩みをたどり、それぞれの教育機関が何を目的としてフランス語教育学習を実践していたのかを考えたい。

2022年3月26日(土)
京都大学 吉田南キャンパス・オンライン

0:00:00 はじめに
0:02:29 陸軍教育におけるフランス語
0:10:28 旧制高等学校でのフランス語教育
0:15:35 新制大学でのフランス語教育
0:19:01 「専門」と「教養」の対立
0:21:41 現在のフランス語教育をめぐる議論の前提
0:23:12 まとめ
0:24:47 質問応答

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