京都大学 令和3年度エネルギー科学研究科公開講座「『大気環境を考える』~環境と調和した持続可能な社会構築に向けて~」
「大気環境と化学反応 -空に漂う小さな粒子の上で起こっていること-」
亀田 貴之(エネルギー科学研究科 エネルギー社会・環境科学専攻 教授)
2021年11月13日
オンライン講義
PM2.5に代表される微小粒子状物質や窒素酸化物(NOx)など、大気汚染物質の多くは化石燃料の利用をはじめとした人間活動に伴って発生します。一方で、大気中には花粉や黄砂といった自然起源の粒子状物質も存在しています。発生源の異なるこれらの物質が大気中で遭遇すると化学反応を起こし、より有害な物質へと変化する恐れがあることがわかってきました。このような大気中における化学反応の詳細を明らかにすることは,環境中の化学物質が我々の健康や暮らしに及ぼす影響を評価し、安全・安心な社会の実現を目指す上でも重要です。本講演では大気汚染物質の相互作用をテーマに、最近の研究例を交えてお話しします。
0:00:00 はじめに
0:00:44 エネルギー環境学について
0:05:05 大気汚染とは
0:16:39 大気汚染物質の分類
0:20:25 PAHとNPAH
0:25:15 PAH,NPAHの発生過程
0:29:30 PAH・NPAHの観測
0:37:37 室内実験による黄砂上PAHニトロ化の検証
0:42:12 実験結果まとめ
0:46:44 花粉・黄砂・大気汚染物質の相互作用解明
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