≪0:17:48≫

日本人の宇宙飛行士として初めて船外活動をした土井隆雄さん。2016年より京都大学の教授に就任した。実際に宇宙へ飛んだ数少ない人間として、京都大学で何ができるのか―宇宙飛行士の次なる挑戦を描く。

1985年に日本人初の宇宙飛行士として選ばれ、1997年、日本人で初めて船外活動を行った。2008年3月には日本実験棟「きぼう」を初めて国際宇宙ステーション(ISS)に取り付け、日本が開発した最初の有人宇宙施設に乗り込んだ発の日本人となった。2004年6月 ライス大学大学院博士課程修了(天文物理学)。2009年9月からはオーストリア・ウィーンにある国連宇宙部の宇宙応用課長として、宇宙をより広く世界の人々に利用してもらうための活動に奔走した。

2016年度より京都大学宇宙総合学研究ユニット特定教授に就任し、人が宇宙に行くことの意義を考察する学問を立ち上げている。

研究のみならず、多岐に渡り学際的プロジェクトを展開する宇宙物理学者。

黒点、プロミネンス、太陽フレアなど、太陽のさまざまな活動現象の研究を行う一方、宇宙に関する人文社会科学の開拓や、宇宙と芸術、伝統文化とのコラボレーションを手掛けており、お寺で科学と宗教について語る会や宇宙落語会などを開催。最近では古文献中の太陽黒点やオーロラの記録を用いて過去の太陽活動を探る研究や、人類滅亡リスクについての研究プロジェクトにも携わる。

京都大学で博士取得後、東京大学や英国・ケンブリッジ大学で研究員をつとめた。

This talk was given at a TEDx event using the TED conference format but independently organized by a local community. Learn more at http://ted.com/tedx