ニャレとは、東インドネシアの一部地域で、ある種のゴカイ類を指す言葉です。ニャレはとても美味な食べ物であり、そして神聖なものです。ロンボク島ではバウニャレという行事、スンバ島ではパソーラという勇壮な祭りと紐づけられています。専攻教員の古澤拓郎がフィールドワーク中にニャレを食べる習慣と、それにまつわる儀礼と祭りを記録したものを、一つの動画にまとめました。また日本では食べ物ではありませんが、やはりたくさんのゴカイ類を集める漁師さんにも同行させてもらいました。

撮影:古澤拓郎
映像編集:岩永成人

以下のブログや論文・書籍も参考にしてください。
Solog + Seaワノカカ地方のパソーラ(古澤拓郎)
https://takurof.tumblr.com/post/157689657877/%E3%83%AF%E3%83%8E%E3%82%A…

「インドネシア・スンバ島西部の在来暦法―「苦い月」と「ゴカイ月」をめぐる地域間シグナル伝達の分析から」アジア・アフリカ地域研究 第 17-1 号 2017 年 11 月(古澤拓郎)
https://www.asafas.kyoto-u.ac.jp/dl/publications/no_1701/AA1701-01_Furu…

「インドネシアにおけるパロロ群泳・天体周期と在来暦法の特徴」東南アジア研究 55 巻 2 号 2018 年 1 月(五十嵐忠孝)
https://kyoto-seas.org/wp-content/uploads/2017/07/550201_Igarashi.pdf

『琉球列島の河川に生息するゴカイ類(鹿児島大学島嶼研ブックレット)』北斗書房2022年3月(佐藤正典)