免疫研究最前線

私たちの体に備わった防御システム「免疫」。近年、外からくるウイルスなどの病原体から身を守るだけでなく、体の内部で発生するがんやアレルギーなど様々な病気に関わっていることがわかってきています。「敵」への攻撃と制御のバランスの中で健康に過ごしたり、病気になったり。免疫による過剰な攻撃を抑えるブレーキの仕組みには、京都大学の本庶佑特別教授が発見し、2018年にノーベル生理学・医学賞を受賞した「免疫チェックポイント分子」の働きも関わっています。メカニズムの解明から創薬、動物だけでなく植物まで、京都大学ではあらゆる角度から免疫の研究が進められています。

なお、この特集のサムネイルのイラストは、再生免疫学が専門の京都大学医生物学研究所・河本宏教授の作品です。

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