2018年度京都大学アフリカ地域研究資料センター公開講座「アフリカから学ぶこと」(シリーズ名:つなぐ)
https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/opencourse/278

第4回「世代を超えてつながる:狩猟採集社会における子育て」
高田 明(京都大学アフリカ地域研究資料センター・准教授)

2019年1月26日(土)
京都大学稲盛財団記念館3階大会議室

子育ての研究において、南部アフリカのサンをはじめとする狩猟採集社会は、その特徴がヒトの子育ての本質を考えていく上での鍵になると考えられてきました。しかし、サンの日常的生活のなかで文化的に特徴的な活動がどのように再生産されているのか、実証的な分析と研究はあまり多くありません。この講演では、ナミビアに住むクン・サンにおける授乳、赤ちゃん体操、歌や踊りなどの活動を分析した結果をお話しします。

高田 明(たかだ あきら):
京都大学アフリカ地域研究資料センター・准教授
京都大学大学院人間・環境学研究科博士課程修了、博士(人間・環境学)。南部アフリカの狩猟採集民として知られるサン(ブッシュマン)をおもな対象として、(1)養育者-子ども間相互行為、 (2)自然環境や生業様式と養育者-子ども間相互行為との関わり、(3)環境認識、(4)エスニシティの変遷などについて研究している。主な著作に『Narratives on San ethnicity: The cultural and ecological foundations of lifeworld among the !Xun of north-central Namibia.』(Kyoto University Press & Trans Pacific Press. 2015)、『子育ての会話分析-おとなと子どもの「責任」はどう育つか』(共著)(昭和堂、2016)など。

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