2018年度京都大学アフリカ地域研究資料センター公開講座「アフリカから学ぶこと」(シリーズ名:つなぐ)
https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/opencourse/319/

第3回「村と都市をつなぐ:流通を回復する人びとの創意」
木村 大治(京都大学アフリカ地域研究資料センター 教授)

2018年12月22日(土)
京都大学稲盛財団記念館3階大会議室

コンゴ民主共和国では、1990年代から2000年代にかけて続いたコンゴ戦争の影響によって交通インフラが壊滅し、地方に暮らす村の人達は流通経済のつながりを絶たれるという状況におかれてきました。そういった中でも人びとは、さまざまな方法で村と都市をつなぐ水陸の流通を回復しようという努力を続けています。この講演では、そのような人びとが直面する困難と、編み出されてきた創意について紹介します。

木村 大治(きむら だいじ):
京都大学アフリカ地域研究資料センター・教授
京都大学大学院理学研究科博士課程修了、理学博士。アフリカ熱帯雨林の農耕民、狩猟採集民の日常的コミュニケーションを研究している。主な著作に『共在感覚―アフリカの二つの社会における言語的相互行為から』(京都大学学術出版会、2003)、『インタラクションの境界と接続―サル・人・会話研究から』(共著)(昭和堂、2010)、『森棲みの生態誌―アフリカ熱帯林の人・自然・歴史Ⅰ』(京都大学学術出版会、2010)、『コミュニケーションの自然誌』(共著)(新曜社、1997)など。

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