平成29年度 京都大学図書館機構講演会 デジタルアーカイブの新たな展開と可能性-IIIFの動向と活用例から考える-
https://ocw.kyoto-u.ac.jp/course/507/

「失われた時のウェブを目指して」
林晋(京都大学文学研究科 教授)

2017年10月18日 (水)
京都大学附属図書館3階ライブラリホール

概要
近年、貴重資料等の高解像度な画像データを、国際的な標準として浸透しているIIIF(International Image Interoperability Framework)を利用して公開する機関が増加している。京都大学図書館機構もオープンア クセス推進事業の一環として、IIIF コンソーシアムに参加するとともに、従来進めてきた貴重資料電子化成果のIIIF対応による公開を進めている。 こうした中、本講演会ではIIIFコンソーシアムの活動およびIIIF の概要、デジタル画像の共有による研究事例、IIIFの実装例の報告により、デジタルアーカイブを巡る最新の状況を俯瞰する。また、これにより今後の大学図書館におけるデジタル画像の情報発信、研究における活用の可能性、およびデジタルアーカイブの推進の契機としたい。

プログラム
開会挨拶 松井啓之教授(京都大学図書館機構副機構長)
基調講演「Introduction to IIIF : Unlocking the World's Digital Images = IIIF入門:世界中のデジタルイメージを解き放つ」 / Mr. Tom Cramer(Chief Technology Strategist, Stanford University)ほか
講演1「日本におけるIIIFの受容状況と今後の可能性」 / 永崎 研宣(東京大学大学院人文社会系研究科 人文情報学拠点客員研究員)
講演2「失われた時のウェブを目指して」/林 晋(京都大学文学研究科 教授)
事例報告「京都大学貴重資料デジタルアーカイブの紹介と今後の展望」 / 西岡 千文(京都大学附属図書館研究開発室 特定職員)

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