いのちと暮らしを守る地震防災研究

1995年1月17日、淡路島北部を震源としたマグニチュード(M)7.3の大地震「阪神・淡路大震災」が発生しました。それから30年。全国に観測網が整備され、京都大学も技術開発に貢献した「緊急地震速報」が発表されるようになるなど、地震防災研究は大きく進展しています。地震は、揺れによる家屋倒壊や崖崩れ、津波などを引き起こし、揺れが収まった後も避難や復興に悪影響を及ぼすなど、空間・時間的に被害の様相が変わる複合的な災害です。京都大学では防災研究所を中心に、工学、地球科学によるメカニズム解明や災害への備えに関する研究だけでなく、情報学、社会心理学など幅広い観点で研究を展開しています。
 ※サムネイル右側の写真は、1995年2月に発行された京都大学防災研究所のニューズレターの表紙です。
 

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