2019年度京都大学アフリカ地域研究資料センター公開講座「アフリカから学ぶこと」(シリーズ名:いま私たちにできること)
https://ocw.kyoto-u.ac.jp/ja/opencourse/307

第5回「アフリカを歩く:山・砂漠の自然と人と」

水野 一晴(京都大学大学院文学研究科 教授)
2020年2月15日(土)
京都大学稲盛財団記念館3階大会議室

チャプター
00:00 | はじめに
02:06 | 氷河とは
12:15 | ケニア山の氷河
19:26 | ケニア山山麓湧水の年代測定
24:04 | 氷河の後退と植物の分布
31:27 | キリマンジャロの氷河
40:24 | ナミブ砂漠

内容
温暖化によりケニア山やキリマンジャロから10~20年後には氷河が消滅すると言われています。これらの高山の氷河の融氷水は約50年かかって山麓の湧水として湧出していると推定されるため、氷河の縮小や消滅は、湧水を利用している地域住民にとっても重要な問題です。また、氷河の後退や温暖化とともに生態系も変化しています。ケニア山やナミブ砂漠などを中心に、アフリカでは過去から現在までどのような気候変動が生じ、自然が変化し、人々に影響してきたかについて論じます。

動画中にて紹介したウェブページは以下よりご覧ください。
13分5秒ころ
TBS『世界遺産』第163回1999年7月25日 ケニヤ山国立公園/自然林(ケニヤ)
https://www.tbs.co.jp/heritage/1st/archive/19990725/onair.html

51分33秒ころ
朝日放送テレビ 2016年4月29日放送 「ワンダーアース4 生き物たちから学ぶこと」内ナミブ砂漠の生き物から学ぶ「逆境で生きる智恵」
https://www.asahi.co.jp/wonderearth/2016/

講師プロフィール
水野 一晴(みずの かずはる)
愛知県生まれ。主な研究対象はケニア山やキリマンジャロ、ナミブ砂漠での自然環境の変化。主な著書に『世界がわかる地理学入門-気候・地形・動植物と人間生活-』、『気候変動で読む地球史-限界地帯の自然と植生から-』。

主催
京都大学アフリカ地域研究資料センター
京都大学アフリカ学際研究拠点推進ユニット

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